初回無料相談あり

分割払い対応可

秘密厳守

土曜・夜間相談可

交通事故

離婚相談

松山市千舟町5-5-3 EME松山千舟町ビル5階松山市駅3分

お問い合わせ・ご相談

050-5556-5966

電話受付 平日:9~22時/土:10〜21時/日祝:9~20時

コラム

相続・遺言

相続コラム ①

~相続でもめる原因~

相続でもめる原因として①遺言が無い場合、法律で相続分が決められていますが、それでも被相続人(亡くなった方)にどれほど介護その他献身をしてきたか、人間関係の距離、過去に大学の進学費用や結婚の際の住居費用を出してもらったことがあるか、ないか等、優遇されていた相続人とそうでない相続人の間で法律の定め通りでは納得がいかないという自然な感情があること、遺言がある場合は被相続人がえこひいきをしていると考える、遺言で不利に扱われた相続人の不満が生ずることが主な原因です。相続は、ある意味人間の人間らしさが表出する重要な場面ということもできるでしょう。

 

相続法の特徴

相続法は 「民法(第5編 相続)」 に基づいており、遺産の分配や相続人の権利を規定しています。主な特徴を以下にまとめます。

  1. 相続の基本原則

法定相続人の範囲

法定相続人(民法887条~890条)は以下の優先順位で決まります。

順位

相続人の範囲

相続割合(配偶者がいる場合)

第1順位

子(直系卑属)

配偶者1/2、子1/2(複数なら均等割)

第2順位

直系尊属(親・祖父母)

配偶者2/3、直系尊属1/3

第3順位

兄弟姉妹

配偶者3/4、兄弟姉妹1/4

  1. 遺産分割の方法

相続人は以下の方法で遺産を分割できます。

 

(1) 遺言による分割

(2) 遺産分割協議

(3) 法定相続分による分割

  1. 遺留分(いりゅうぶん)の保護

例:

  1. 相続の放棄・限定承認

(1) 相続放棄

(2) 限定承認

  1. 相続税のルール

日本では一定額を超える遺産に 相続税 がかかる。

(1) 基礎控除額

(2) 相続税の税率

課税額

税率

1,000万円以下

10%

3,000万円以下

15%

5,000万円以下

20%

1億円以下

30%

3億円以下

40%

6億円以下

45%

6億円超

55%

  1. 2023年の相続法改正

最近の改正ポイント:

  1. 自筆証書遺言の方式緩和(財産目録をパソコンで作成可)
  2. 配偶者居住権の創設(配偶者が自宅に住み続けられる)
  3. 遺産分割前の預貯金の引き出し制限緩和
  4. 特別寄与制度の導入(介護などで貢献した親族に金銭請求権)

 

まとめ

日本の相続法は「法定相続」と「遺言の尊重」を基本としつつ、相続人の最低限の権利(遺留分)も守る仕組みです。また、相続放棄や限定承認による負債の回避、相続税の控除制度なども整備されています。

ポイント

相続はトラブルになりやすいため、事前に弁護士に相談しましょう。

予約・問い合わせフォーム